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うさぎドロップ 第三回 感想

07-29,2011

ダイキチの決めたこと

苦労は続きます。まだ6歳ですもの。まだまだこれから。次の保育園だって決めないと。仕事は忙しい。子どもができて自ら降格して定時に帰るようになった職場の女性の先輩。アドバイスを求めた。おねしょのこと。色々。大吉は、分からないことだらけ。忘れていること、知らないこと。そんな日々で思うのは、りんの母親。

大吉の母との電話、心配されている……やはり一人だけでないのです。子どもを育てるのは環境も。家で大吉となら喋っても、大吉の実家、家族……他の大人たちが不機嫌だと、気にしてしまう。叱られているの? 子どもはそう。りんもそう。また、この子は、しっかりしているからつい見逃してしまいがちですが、なんとも、過酷な状況なのです。大吉が、話のたび、りんの側に立って物事を語るのが、とてもいいなぁ。繋がりを感じさせるよ。そして、大人は気付けるのです。気付いてあげてほしい。だんだんと、おばあちゃん、おじいちゃんも、りんを可愛がって。りんと仲良くなって。りんの輪、ちょっとずつ、優しくなっていくのが、たとえ簡単にしてしまえる解決でなくとも、ほっとします。

――――――――――――――――――――――――――――――

また、あの家。爺さんの家でりんの母親の手掛かり探し。ああ、大吉が一人で行ったのですね。そっか……そうよな。その場面まで、再び訪れたりんの反応を想像したりしていたのですが、そっか……。

周りのサポートといえば、りんのためだけでない。や、つまりはりんのためではありますが、大吉のためでもあるのです。出会い……実はそこで、違う形で、しかし同じほど、過酷なのは、大吉。まったく思ってもいなかったんだけどある日いきなり小さな女の子を育てることになりましたので。って実際、相当かと。かといって、責任がある。決めたのは、自分。……育てる、なのですよね。保護するとか、養うとか、そうでもあるのですが……育てる。一緒にいるだけで、大事業なのです。でも、それだけじゃない。子どもと、りんと生活するというのは。

「また来ていい?」 それは、りんにとっても、大吉にとっても、非常に暖かい一歩だ。そう、相談できる先輩といい、大吉、仕方ないと思ったら、遠慮しながらでもいい、頼らないといけないことはある。りんのためにも、自分のためにも。

爺さんの家にあったモデム。パソコンがあった? 爺さん、使うのか? りんに聞いてみれば、お手伝いの正子さんが使っていたよう。母子手帳の名前!? ええええ!? よく怒られたとりんは感じている……ああ、なんだこの展開。どういう意味なんだ。どういう事実なのか。アニメとしては何気に毎回、お話を転がし、かつ秘密は残す、進行力。上手い!

りん、なおらないおねしょ。あせだから。前回、いいなーと思った最後でした。でも、そうじゃなかった。死。爺さん。大吉。理解なんて出来ないまま、ぐっちゃぐちゃだった小さな女の子の心。大吉は、りんのことを叱るでなく、文句をいうでなく、寝る前にトイレいっとけよ……と、伝えられることを伝えて、りんにも、そうすればいいと伝えて。大吉、かっこいいなぁ……大好きだ。

次の日、残業のない部署に移動を申し出る。職場は誰かが継ぐ。りんには俺しか。これでいい。大丈夫。多分。犠牲じゃないと言い切ると今は嘘くさい。答えは何年か後……ああ、そっかぁ。ただの"素敵な話"じゃない。大吉は男として、仕事という人生に一つの区切りをつけたのだから。つけてしまったのだから。彼の述懐が、とても響く。この作品は綺麗にみえる……それだけじゃない。だから良い作品なのかも。

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