ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第十二話
03-28,2010
「蒼穹ニ響ケ」
ついに最終話
引き込まれたのは終盤
タケミカヅチに乗って、雪中の戦闘、撃つ、撃たれる
そんな中、旧時代の建物の上で、カナタ、停戦信号、喇叭を吹く
ここまでの成長があったからこそ、出せた音
でも、それでも、もう止まらない・・・
いやまだだ! 改めて響かせる、アメイジング・グレイス!
陽が射す、みな聞き惚れる
そして、帰ってきた・・・リオ先輩!!
やはり、ここで・・・!
収拾の鍵だと思われていましたが、血筋とローマとの縁
・・・しかしそれはリオの覚悟、止まる両軍・・・!
タケミカヅチが動きだし、映像的にも派手になり
戦闘も、暗さも、そこからの明るさも、よく出来ていて
何よりそんな、ついに始まったか・・・!という場面で
カナタがいいとこに立って、空の音奏でる画の感動!
一度そこで変わる、大きなきっかけ・・・なのだけど、現実的な問題は残る
そこで、また胸を打つ、ここできた!と思わせてくれる、リオさんの登場!
正直、最終話だからと意識しすぎて観たせいか
前半まではイマイチ乗り切れず、「あれ・・・?」という気もしていました
例えば・・・街の人たちも兵隊も、メインのキャラと同じように色々あるはずだから
戦争を嫌うこと自体は分かりますし、あるいは単に王道な描写とも言えるかも
ただ、とはいっても、今回はその辺り"表面的"に見えてしまった
また、炎の乙女の伝説の捌き方
イリア、世界観、その他なんだか、物足りない・・・
もう1話、全13話だったら、もう少し最後丁寧に描ければ・・・とも
しかし、終わった後の素直な気持ちが「よかったなぁ」だったのは、事実
――――――――――――――――――――――――――――――
最終話中のキャラの印象
ノエル
アイシャが撃たれる、ヘルベチアの魔女、見えない死神=生物兵器
怯えきった様子、キツかったなぁ・・・
クライマックスで、一気に重いものを・・・そんなところが印象に残った子
フィリシアさん
エラいこと・・・上官に銃向けるとか・・・
もう軍にはいられない、いやそれどころじゃない、反逆、人質、立て篭もり
結果として、全部ちゃんと上手く出来ていた・・・とは言えない気はする
けど、だからどーのこーのって気持ちに、あまりならなかったです
今後のこと分からない人じゃないのだし、覚悟の上で、それを見せずにか
問題のある部分を読んで、上手くいく方に賭けてのことなのか
それとも、過去の経験から、残酷なことは避けたくて、どうしようもなかったのか
ただ、他の子巻き込みたくなかったはずで、そこは後悔あったりするのか・・・
いやしかし、もうそこまで一緒の、仲間なのか
クレハ
彼女も、辛い立ち位置でした
軍人という意識、他に比べてある子だし
つまり、無茶したらどうなるかも分かってる
リオの代わりを果たそうとも考えていた
でも、ほんとは特に優しい子、同じ年頃の子が拷問とか耐えられるはずもない
それなのに、黙って役目を引き受けようと・・・いやそれこそ優しいんだ結局
彼女が泣くシーン・・・堪らなかったです
今回、一番、観ていて危なかったところ・・・泣きどころでした
リオさん
なんだかんだで、自らの血筋とローマとの事は、受け入れないといけない
それには違いないんだけど、でも、ただ戦争や状況の受け皿となったんじゃなく
第十話でしっかりと、経た後だからか・・・
戻ってきた彼女、より一層、魅力的に見えました
カナタ
ここまでシリアスな展開やってしまうと、カナタの能天気さが・・・
「それが正しいことと信じられるのなら」撃てるかも
信じて戦っても、向こうだって別のこと信じて撃ってきてるのかもしれないし
それだって、簡単なことじゃない・・・でも!
下手くそだった喇叭、色々あって・・・だから、最後の場面で、空の音を奏でられた
ご都合主義的な面もあるけれど、しっかり自分のやることやってます
――――――――――――――――――――――――――――――
その他
タケミカヅチに搭乗
シリアス展開、ここまで引っぱりに引っぱったマシンが動く
状況が状況だけに、変な言い方ですが・・・とてもワクワク、盛り上がりました
カナタの喇叭で進軍合図というのも・・・というか
やっぱマシンがガシャコンは、状況関係なく、それだけでいいものだ・・・!
蜘蛛ちっくな脚の動きなんかも、キモイカツいなぁ!
そんな疾走するタケミカヅチの他
OP(クリムト)が絡む演出
ラストの春、桜舞う・・・と、良かったところ
――――――――――――――――――――――――――――――
通して
第一話から魅力的な街の様子、美麗な背景
また、カット毎でさりげなく表現、全体での季節感等
オケの最高な雰囲気、それを使わない無音という演出等
映像と音楽が良いのは、言うまでもなく
チャンポン世界、サルベージ世界
好みの問題かもしれませんが、個人的にはすごく良かった
そして、読み返すと前にこんなこと書いていたのですが
全部を出して、はっきり見せつけるのではなく、行間はそのままに、しかし丁寧に
単に事実を知るのではなく、感じるように伝わる
みんなが抱えているものを、語らせ過ぎない
少しずつ、出させてあげて、それらの織り重なりで、描写する
「しかし丁寧に」というところがポイントでしょうか
そこで本質に迫ることが出来るかが変わるのだと思う
気になったところとしては・・・話について
一話一話の質は高いものの、通してだと、ぼやけるような
考えると、決して芯がなかったわけではないのだけれど・・・
――――――――――――――――――――――――――――――
まぁなにはともあれ、面白かった!
観てよかったと思います、好きな作品!
ついに最終話
引き込まれたのは終盤
タケミカヅチに乗って、雪中の戦闘、撃つ、撃たれる
そんな中、旧時代の建物の上で、カナタ、停戦信号、喇叭を吹く
ここまでの成長があったからこそ、出せた音
でも、それでも、もう止まらない・・・
いやまだだ! 改めて響かせる、アメイジング・グレイス!
陽が射す、みな聞き惚れる
そして、帰ってきた・・・リオ先輩!!
やはり、ここで・・・!
収拾の鍵だと思われていましたが、血筋とローマとの縁
・・・しかしそれはリオの覚悟、止まる両軍・・・!
タケミカヅチが動きだし、映像的にも派手になり
戦闘も、暗さも、そこからの明るさも、よく出来ていて
何よりそんな、ついに始まったか・・・!という場面で
カナタがいいとこに立って、空の音奏でる画の感動!
一度そこで変わる、大きなきっかけ・・・なのだけど、現実的な問題は残る
そこで、また胸を打つ、ここできた!と思わせてくれる、リオさんの登場!
正直、最終話だからと意識しすぎて観たせいか
前半まではイマイチ乗り切れず、「あれ・・・?」という気もしていました
例えば・・・街の人たちも兵隊も、メインのキャラと同じように色々あるはずだから
戦争を嫌うこと自体は分かりますし、あるいは単に王道な描写とも言えるかも
ただ、とはいっても、今回はその辺り"表面的"に見えてしまった
また、炎の乙女の伝説の捌き方
イリア、世界観、その他なんだか、物足りない・・・
もう1話、全13話だったら、もう少し最後丁寧に描ければ・・・とも
しかし、終わった後の素直な気持ちが「よかったなぁ」だったのは、事実
――――――――――――――――――――――――――――――
最終話中のキャラの印象
ノエル
アイシャが撃たれる、ヘルベチアの魔女、見えない死神=生物兵器
怯えきった様子、キツかったなぁ・・・
クライマックスで、一気に重いものを・・・そんなところが印象に残った子
フィリシアさん
エラいこと・・・上官に銃向けるとか・・・
もう軍にはいられない、いやそれどころじゃない、反逆、人質、立て篭もり
結果として、全部ちゃんと上手く出来ていた・・・とは言えない気はする
けど、だからどーのこーのって気持ちに、あまりならなかったです
今後のこと分からない人じゃないのだし、覚悟の上で、それを見せずにか
問題のある部分を読んで、上手くいく方に賭けてのことなのか
それとも、過去の経験から、残酷なことは避けたくて、どうしようもなかったのか
ただ、他の子巻き込みたくなかったはずで、そこは後悔あったりするのか・・・
いやしかし、もうそこまで一緒の、仲間なのか
クレハ
彼女も、辛い立ち位置でした
軍人という意識、他に比べてある子だし
つまり、無茶したらどうなるかも分かってる
リオの代わりを果たそうとも考えていた
でも、ほんとは特に優しい子、同じ年頃の子が拷問とか耐えられるはずもない
それなのに、黙って役目を引き受けようと・・・いやそれこそ優しいんだ結局
彼女が泣くシーン・・・堪らなかったです
今回、一番、観ていて危なかったところ・・・泣きどころでした
リオさん
なんだかんだで、自らの血筋とローマとの事は、受け入れないといけない
それには違いないんだけど、でも、ただ戦争や状況の受け皿となったんじゃなく
第十話でしっかりと、経た後だからか・・・
戻ってきた彼女、より一層、魅力的に見えました
カナタ
ここまでシリアスな展開やってしまうと、カナタの能天気さが・・・
「それが正しいことと信じられるのなら」撃てるかも
信じて戦っても、向こうだって別のこと信じて撃ってきてるのかもしれないし
それだって、簡単なことじゃない・・・でも!
下手くそだった喇叭、色々あって・・・だから、最後の場面で、空の音を奏でられた
ご都合主義的な面もあるけれど、しっかり自分のやることやってます
――――――――――――――――――――――――――――――
その他
タケミカヅチに搭乗
シリアス展開、ここまで引っぱりに引っぱったマシンが動く
状況が状況だけに、変な言い方ですが・・・とてもワクワク、盛り上がりました
カナタの喇叭で進軍合図というのも・・・というか
やっぱマシンがガシャコンは、状況関係なく、それだけでいいものだ・・・!
蜘蛛ちっくな脚の動きなんかも、キモイカツいなぁ!
そんな疾走するタケミカヅチの他
OP(クリムト)が絡む演出
ラストの春、桜舞う・・・と、良かったところ
――――――――――――――――――――――――――――――
通して
第一話から魅力的な街の様子、美麗な背景
また、カット毎でさりげなく表現、全体での季節感等
オケの最高な雰囲気、それを使わない無音という演出等
映像と音楽が良いのは、言うまでもなく
チャンポン世界、サルベージ世界
好みの問題かもしれませんが、個人的にはすごく良かった
そして、読み返すと前にこんなこと書いていたのですが
全部を出して、はっきり見せつけるのではなく、行間はそのままに、しかし丁寧に
単に事実を知るのではなく、感じるように伝わる
みんなが抱えているものを、語らせ過ぎない
少しずつ、出させてあげて、それらの織り重なりで、描写する
「しかし丁寧に」というところがポイントでしょうか
そこで本質に迫ることが出来るかが変わるのだと思う
気になったところとしては・・・話について
一話一話の質は高いものの、通してだと、ぼやけるような
考えると、決して芯がなかったわけではないのだけれど・・・
――――――――――――――――――――――――――――――
まぁなにはともあれ、面白かった!
観てよかったと思います、好きな作品!
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「炎の乙女は街を守る」
行くわよ!私のあなたたち!
突如黒電話が鳴り、セーズ国境のノーマンズランドに、
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【蒼穹ニ響ケ】
ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 2【完全生産限定版】 [Blu-ray]出演:金元寿子販売元:アニプレックス発売日:2010-04-21おすすめ度:クチコミを見る
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以下感想
第12話『蒼穹ニ響ケ』ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 1【完全生産限定版】 [Blu-ray]今回は・・・ついに最終回ですか。
ソラヲト最終回。戦争を止めるために疾走する乙女達。伝承とカナタ達の行動を重ねながらの戦闘はなかなかの見応え。タケミカヅチ強いなぁ、強すぎる。そして動きがキモいw 脚が長くてわしゃわしゃ動く虫は全部嫌い!w
最後は予想通りといいますか、ちと強引だったかな。
停戦になんないとリオが出ていった意味がないし、どうそこまで持っていくかが最終回のポイントだったような。
それにしてもアイシャちゃんは撃たれ損だよなあ…
ラス前で表に出てきた大佐だったけど、彼を1話から
どうしてこうなった?
ここまで強引にハッピーエンドに持っていくとは。
結局、アメージング is justice!
「風が止(や)む」
「風の谷のナウシカ」のワンシーンを思い出しました。
それがもたらすものは不吉の兆候。
今回のソラヲトでは「...
ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第12話(最終話)
『蒼穹ニ響ケ』
≪あらすじ≫
アーイシャをローマ軍の目の前で虐殺することで、戦争への足がかりに...